元ウエディングプランナーが明かす、結婚式費用を賢く抑える方法。ブライダルフェアから最終見積もりまで、3つの重要な交渉タイミングを解説。平均327万円の費用を大幅に削減する裏技を伝授します。
みなさんに
後悔しない結婚式にして欲しくて
情報発信していきます。
一生の買い物のうち、「家」「車」「結婚式」は大きな費用がかかるものです。
数百万単位の買い物なので、打ち合わせをしていると見積もりが上がっていくこともだんだん麻痺していきます。
日常生活で数百円UPすれば節約を考えるのに、結婚式の打ち合わせだと「数万円UPくらいなら大丈夫か」と思ってしまいます。
蓋を開けて最終の見積もりで焦るというカップルをたくさん見てきました。
元ウエディングプランナーとして、費用をお得に値下げしながら満足できる結婚式が挙げられる方法を紹介していきます!
この記事では、結婚式の費用を下げる方法、最終の見積もりまで大幅UPしない方法を伝授していきましょう。
・結婚式で値下げする方法がわかる。
・結婚式を値下げできるタイミングがわかる。
ウエディングプランナー10年、管理職として5年勤務していました。
ウェディング業界の裏側まで知り尽くした経験を発信していきます。後悔のない結婚式になると嬉しいです。
結論
結婚式費用の値下げにはタイミングがあります。タイミングを抑えながら交渉していきましょう。
値下げタイミングはここ!
- フェア段階
- 打ち合わせ段階
- 最終見積もり段階
詳しく説明するので最後まで読んで
後悔のない結婚式を挙げてください。
結婚式全体の費用はいくら?
2023年度の結婚式1組当たりの全体費用は、全国平均で327万1,000円です。(ゼクシィ調査)です。
全国平均のゲスト参加人数は49.1名(ゼクシィ調査)となっています。
実は年々全体の平均金額、参加ゲスト人数は減少傾向にあります。
しかし、1組当たりが327万1,000円で49.1名だとゲスト1名あたりは約6万7,000円の計算です。
結婚式を挙げる地域によって参加人数も費用も違いますが、
それでも1人あたり最低でも5万円はかかるでしょう。
結婚式費用はご祝儀でまかなえる?
前項で結婚式費用は1名あたり約7万円で全体として約330万円だとお話ししました。
約330万円の費用をゲストから頂くご祝儀でまかなえるか?というと答えはNOです。
多かれ少なかれ手出しは出るでしょう。
友人、会社関係などは一人ひとりからご祝儀をいただきますが、親類親族などは家族で1つのご祝儀、自分自身の家族からはご祝儀がありません。
※親類親族、家族からは事前にお祝い金としてもらっているケースもありますが、その祝い金は結婚式に使うとは限らないので今回は省きます。
例えば49名のゲストが参加する予定で内訳は以下の通りだとしましょう。
- 会社関係:新郎側3名 新婦側3名
- 友人・同僚:新郎側10名 新婦側10名
- 家族:新郎側4名 新婦側4名
- 親類親族:新郎側(2家族)8名 新婦側(2家族)7名
上記をご祝儀の金額で表すと、
- 会社関係:3万円×6名=18万円
- 友人・同僚:3万円×20名=60万円
- 親類親族:7万円×4家族=28万円
※親類親族は5万~10万が相場なので今回は7万円設定にしました。
合計で106万円で、全体費用が約330万円だとして224万円の手出しが必要となります。
ゼクシィ調査では親からの援助が平均約163万円あるため、新郎新婦の手出しはやく60万円前後と言うことになります。
しかしここで紹介してきたのは一例であり、ご祝儀の額や親からの援助など地域、風習、家柄によって異なりますので要注意です。
結婚式費用は値下げできる?値下げタイミングは3回!
- フェア段階
- 打ち合わせ段階
- 最終見積もり段階
結婚式費用をご祝儀でまかなうかどうかは置いておいて、費用を安くするに越したことはないですよね。
結論を先に言うと、結婚式費用は値下げできます。
結婚式場を決める前のブライダルフェアの段階から、結婚式を挙げるまで3回のタイミングで値下げのチャンスがあると言えます。
それぞれのタイミングで結婚式の費用を値下げする方法を紹介していきます。
フェア段階
まず値下げの大きな期待ができるタイミングがブライダルフェア段階です。
打ち合わせが始まってしまうと値下げはできても大幅なものは難しくなります。
ブライダルフェア段階では大きな値下げが期待できますので、目を光らせておきましょう。
ブライダルフェア段階での値下げ方法は以下の3つです。
- 結婚式の日程調整
- フェア特典
- 式場決定期限
結婚式の日程調整
結論から言うと、結婚式で人気のある日にちより式場にとって日程が埋まりづらい日に値引きが大きく付きます。
結婚式を挙げるシーズン、曜日、六輝(大安や仏滅など)によって値下げの幅は大きく違うのです。
まず、シーズンでいうと「春」と「秋」が人気で続いて「夏」「冬」となります。
特にシーズンに関して、雪深い地域だと冬の結婚式の値下げ幅は非常に大きくなっているのです。
次に、曜日で行くと人気順は以下のようになります。
- 土曜午後挙式
- 土曜午前挙式、日曜午前挙式
- 日曜午後挙式
土曜午後は、結婚式に向かうのにも少し余裕があり、遠方の人も余裕を持ってくることができるうえに次の日が休日のため人気となります。
大型連休になるとさらに人気が高まります。
以上のことから日時曜日で考えると、連休最終日や日曜午後の挙式の値下げ幅は大きいと言えるでしょう。
最後に「六輝」つまり、大安や仏滅などのお日柄です。
今はこだわる人は少なくなっているものの、それでも両親の希望などで大安や友引を求める人が多いです。
そんななか「仏滅」という日を選ぶことで、値下げの額が大きくなります。
総合的に、夏か冬で日曜午後、仏滅の日取りを選ぶと一番安くなる可能性があります。
フェアに行く前に両親や自分たちの日程の希望やこだわりがないか確認しておきましょう。
フェア特典
ブライダルフェアに参加して見積もりを出してもらう時、そのフェアに参加して付帯される特典があります。
その特典は主に値引きに反映されていることが多いでしょう。
〇〇円値引きというよりは、「写真アルバム、記録DVDプレゼント」や「ウェディングケーキプレゼント」というような特典です。
実際そのプレゼントは値引きであり、写真アルバム・記録DVDは合わせて30万円相当なのでその分が無料で貰えるというわけです。
フェアの告知で、サービス特典が記載されていることがあるので、チェックしてからフェア予約することをおすすめします。
式場決定期限
ブライダルフェアやフェア以外で式場を訪れて見積もりを作ってもらうと、多かれ少なかれ特典や値引きサービスが付帯されます。
そしてその特典を利用するには「有効期限」があります。
例えば「1週間後の〇〇日までに当式場での結婚式を決めてもらうことができるならこの特典を付けます」というようなものです。
中には一時期世間をにぎわせましたが、ブライダルフェア当日に来てその日に式場を決めると〇〇円値引きするというようなサービスもあります。
当日決めるかどうかは冷静になった方が良いですが、
間違いなくその式場で挙式をすると決めているなら、当日に決めるのが一番お得になるでしょう。
打ち合わせ段階
続いて、式場を決定した後の値下げタイミングの一つは「打ち合わせ中」です。
打ち合わせは一般的に約半年間あり、5回から10回ほど行います。
打ち合わせで決める内容としては以下のものがあります。
- 料理、飲み物コース
- 装飾装花
- 映像関連
- 写真アルバム関連
- 引き出物
- 衣装
上記の中で、料理飲み物、衣装に関してはブライダルフェアで貰った見積もりから値引きがある可能性は低いでしょう。
その他必要物としての装飾、装花、映像、写真、引き出物に関して、式場によっては業者さんと直接打ち合わせというケースがあります。
その場合は、打ち合わせ時にそれぞれの業者さんと交渉は可能な場合もあるので、業者さんに値下げをお願いしてみるのも一つの手です。
最終見積もり段階
打ち合わせの最終段階と結婚式の前に、最終の見積もりが完成してきます。
この最終見積もりはほぼ確定の金額ですが、最後の最後に値段交渉するならこのタイミングです。
このタイミングで値段交渉するのは、プランナーに相談となります。
伝え方としては以下のようなものがあります。
- 「最初の見積もりから大幅にUPしたので、どこか値段を交渉できる部分ありますか?」
- 「衣装は最初1着のつもりが2着にしたので、ちょっとどこかで値下げできたりしますか?」
注意点としては、無理な値下げは要求しないことです。
あくまでもここまで話し合って決めてきたもので基本的には自分たち選んだものです。
できれば、何かを決めるタイミングごとに初期の見積もりと比較しながら進めていくことがおすすめと言えます。
まとめ:結婚式費用を値下げは適材適所で交渉しよう!
結婚式費用の値下げにはタイミングがあります。
- フェア段階
- 打ち合わせ段階
- 最終見積もり段階
上記のタイミングを抑えながら交渉していきましょう。
一番大事なのは最初の見積もりです。
最初の段階で分からないながらも多めに見積もったものを貰って、その見積もりを基準に比較しながらアイテムなどを決めていきましょう。